5G通信の行方はどうなるのか?
写真は一般社団法人IoTリサーチ&デザインの12月オープン研究会での一コマ。
この日の研究会のテーマは新しい通信規格の「5G」。
通信スピードや通信量が今までよりも格段に上がる通信規格について、NTTドコモ様の協力を得てNTTドコモ本社のソリューションルームで視察会が催されました。
今までの無線通信ではできなかった、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)をいくつも体験できました。
その一つが、写真にある熊本県のゆるキャラ「くまモン」とのツーショット。ずいぶん小さなくまモンだな、と感じるかも知れませんが、これはバーチャルなくまモンで、スマホでかざすとそこにいないはずのくまモンとの記念撮影ができるというものです。実際にはアプリが認識できるマークがあり、それを読み込むとこのように拡張現実として楽しめるという趣向です。ポケモンGOでもおなじみかと思いますが、5G通信になればもっと複雑なことができるという可能性を感じさせてくれました。
これを活用すれば、地域の町おこしネタとして利用することができます。観光客としては、ご当地キャラと撮影するレベルではもの足りなくなりますので、これをうまく利用して次のステップの体験へと誘う導入イベント的な使い方がイイかもしれませんね。
5G通信については、技術的にはいつでも広げられる時期に来ているようです。問題はコスト。コストを抑えて一気に資本投下して広げたい通信キャリアの思惑と、「通信料金は4割程度下げて」という国策のバランス。キャリアにとっては頭が痛い問題ですね。